円錐角膜の新たな選択肢「強膜レンズ」について

円錐角膜の新たな選択肢「強膜レンズ」― 新潟市など県内外からご相談が増えています。
石田眼科では、**円錐角膜などに対する強膜レンズ(スクレラルレンズ)**の処方を行っています。
最近では上越地域だけでなく、新潟市をはじめとする新潟県内各地、さらに県外からも、強膜レンズについてのお問い合わせや受診が増えてきました。
当院では、強膜レンズを担当する視能訓練士がフィッティングや装用指導を行っており、症例経験も少しずつ蓄積しています。
今回は、円錐角膜とはどのような病気なのか、そして強膜レンズにはどのような特徴があるのかをご紹介します。
円錐角膜とは?
円錐角膜は、角膜が徐々に薄くなり、前方へ円錐状に突出していく疾患です。
角膜の形が不整になることで、近視や乱視、特に不正乱視が生じ、進行すると眼鏡だけでは十分な視力を得ることが難しくなる場合があります。
初期には眼鏡やソフトコンタクトレンズで視力を補えることもありますが、角膜形状の変化が大きくなると、ハードコンタクトレンズなどによる視力矯正が必要になることがあります。
また、円錐角膜で重要なのは、「現在どの程度見えているか」だけでなく、「病気が進行しているかどうか」を評価することです。
進行が認められる場合には、角膜の強度を高め、円錐角膜の進行抑制を目的として行う角膜クロスリンキングも治療選択肢となります。
強膜レンズ(スクレラルレンズ)とは?
強膜レンズは、一般的なハードコンタクトレンズよりも直径が大きく、角膜を覆い、強膜(白目の部分)でレンズを支える特殊なコンタクトレンズです。
レンズと角膜の間には涙液の層が形成されます。
この構造によって不整な角膜表面を光学的に補正することで、円錐角膜などによる不正乱視に対して良好な視力が得られる場合があります。
また、通常のハードコンタクトレンズではレンズが安定しにくい方や、異物感などによって装用を続けることが難しい方にとっても、強膜レンズが選択肢となることがあります。
一方で、すべての患者さんに強膜レンズが適しているわけではありません。
角膜の状態や眼表面、これまでのコンタクトレンズの使用状況などを詳しく確認したうえで、適応を判断することが大切です。
当院では「ビューノシュプリーム」を取り扱っています
石田眼科では、強膜レンズとして**「ビューノシュプリーム」**を取り扱っています。
強膜レンズは通常のコンタクトレンズと異なり、一人ひとりの眼の状態を確認しながら、レンズのフィッティングを細かく調整していく必要があります。
ビューノシュプリームの費用は10万円(税込)です。
※診察・検査・レンズ調整等の費用については、受診時にご確認ください。
強膜レンズを担当する視能訓練士が対応します。
強膜レンズでは、単にレンズの度数を合わせればよいわけではありません。
レンズと角膜との間隔、レンズの安定性、強膜へのフィッティング、実際の見え方などを確認しながら、細かな調整を行います。
石田眼科では、強膜レンズを担当する視能訓練士がフィッティングから装用指導まで対応しています。
最近では強膜レンズをご希望される患者さんも増えており、当院でも症例経験が徐々に蓄積してきました。
医師と視能訓練士が連携し、一人ひとりの角膜形状や見え方、装用状態を確認しながら、適切なレンズ選択・調整を行うことを大切にしています。
新潟市をはじめ、県内外からお問い合わせをいただいています。
円錐角膜は、白内障や緑内障などと比べると患者数が多い疾患ではありません。
また、強膜レンズはフィッティングや調整に専門的な知識と経験が必要になるため、取り扱っている医療機関も限られています。
そのため当院には最近、上越地域だけでなく、新潟市をはじめとした新潟県内各地、さらに県外からも強膜レンズについてお問い合わせ・受診をいただくようになりました。
遠方から受診される患者さんの負担にも配慮しながら、できるだけスムーズに検査やフィッティングを進められるよう努めています。
円錐角膜は「見え方」と「進行」の両方を考えることが大切です。
円錐角膜の治療では、「どうすればよく見えるか」という視力矯正と、「病気が進行していないか」という進行管理を分けて考えることが重要です。
石田眼科では、角膜の形状や病気の進行度などを評価したうえで、
- 眼鏡やコンタクトレンズによる視力矯正
- ハードコンタクトレンズ
- 強膜レンズ(スクレラルレンズ)
- 角膜クロスリンキングによる進行抑制
- 必要に応じた角膜手術
など、患者さんの状態に応じた治療・視力矯正方法を検討しています。
強膜レンズを処方することだけを目的とするのではなく、円錐角膜そのものを長期的に診ていくことを大切にしています。
円錐角膜・強膜レンズについてご相談ください。
「円錐角膜と診断された」
「眼鏡をかけても十分な視力が出ない」
「ハードコンタクトレンズが合わない、装用がつらい」
「強膜レンズを試してみたい」
「自分が強膜レンズの適応になるのか知りたい」
このようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。
石田眼科では、これからも一例一例の経験を大切に積み重ねながら、上越地域はもちろん、新潟市をはじめとする新潟県内、さらに県外の円錐角膜でお困りの患者さんにも、より良い眼科医療の選択肢を提供できるよう取り組んでまいります。