上越眼科フォーラムを開催しました!
上越眼科フォーラムを開催しました!
こんにちは。
先週の金曜日、当院・石田眼科にて「上越眼科フォーラム」を開催しました。
今回のフォーラムでは、私から次のようなお話をさせていただきました:
- 小児近視に対する当院での治療の現状とその効果
- 視力回復手術(レーシック・ICL)について
- 中高年の方に起こりやすい近視に関連した網膜剥離とその手術について
そして特別講演として、東邦大学医療センター大森病院の松村沙衣子先生をお招きし、「近視の最新情報」についてお話いただきました。
松村先生からは、特に学童期のお子さんにとって“外遊び”がとても大切であるということ、1日2時間以上の屋外活動が近視の進行を抑える効果がある、というお話がありました。
一方で、スマホやタブレットなどのデジタル機器の使いすぎは、近視を進める原因にもなるため、できるだけ使用を控えることが大切だそうです。
現代の子育てでは、どうしてもスマホに頼ってしまう場面もあるかと思います。私自身も含めて、意識して気をつけていかなければと改めて感じました。
また、お子さんの近視進行を抑える治療のひとつとして「オルソケラトロジー」という、夜寝ている間に装用する特殊なコンタクトレンズについても紹介がありました。
この治療には近視の進行を抑える効果が期待されていますが、日本では1万人に約5人の割合で感染症のリスクがあるため、保護者の方のしっかりとした管理がとても大切です。
最近では、参天製薬から**「リジュセアミニ点眼液」**という、新しい近視進行抑制用の目薬も登場し、治療の選択肢がどんどん広がってきています。
さらに、近視進行を抑える特殊な眼鏡やソフトコンタクトレンズも、今後日本での使用が認められる見込みとのことで、みなさまにもいずれご案内できるかと思います。
これからも当院では、お子さまの視力と目の健康を守るため、丁寧な診療とケアを続けてまいります。
目について心配なことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。