第54回 上越臨床眼科フォーラム学術講演会を開催しました ~緑内障のOCT診断と最新の手術治療~

2026年10月16日(金)、石田眼科本院3階「I’s Hall」にて、第54回 上越臨床眼科フォーラム学術講演会を開催いたしました。
今回は、群馬大学眼科学教室 助教の新田啓介先生をお招きし、「緑内障のOCT診断と手術治療」をテーマにご講演いただきました。
私、石田学が座長を務めさせていただきました。
緑内障の画像診断から手術治療まで
緑内障は、日本における中途失明の主要な原因の一つであり、早期発見と適切な治療、そして長期的な経過観察が重要な疾患です。
近年はOCT(光干渉断層計)の進歩により、視神経や網膜神経線維層などの構造を詳細に評価できるようになり、緑内障診療の精度は大きく向上しています。
今回の講演では、主に以下の内容についてお話しいただきました。
① OCT画像に基づく緑内障診断と他疾患との鑑別
OCT検査によって得られる画像情報をどのように解釈し、緑内障と他の視神経疾患・網膜疾患を鑑別していくかについて、実際の臨床に即した解説をいただきました。
画像検査の結果だけで判断するのではなく、眼底所見や視野検査などを総合的に評価することの重要性を改めて学ぶ機会となりました。
② プリザーフローマイクロシャントの術後管理
緑内障手術の選択肢の一つであるプリザーフローマイクロシャントについて、術後の眼圧管理や経過観察における注意点など、実践的な内容をご紹介いただきました。
緑内障手術では、手術そのものだけでなく、術後の適切な管理が長期的な治療成績を左右します。
当院でも取り組んでいる治療であり、大変参考になる内容でした。
③ 新しいロングチューブを用いた緑内障手術
さらに、新しいロングチューブに関する話題もあり、緑内障手術の選択肢や今後の可能性について学ぶことができました。
緑内障の治療は日々進歩しており、それぞれの患者さんの病状や眼の状態に合わせて、適切な治療法を選択することが重要です。
今回の講演は、まさに**「明日からの臨床に活かせる」**実践的な内容で、大変有意義な時間となりました。
2010年卒業の同期との再会
実は、新田先生と私は2010年卒業の同期というご縁があります。
さらに、大学時代はお互いにサッカー部に所属していました。
「もしかすると、東医体(東日本医科学生総合体育大会)でも対戦していたかもしれませんね」
そんな学生時代の懐かしいお話でも盛り上がりました。
卒業から16年。
それぞれの場所で眼科医として経験を重ね、今回こうして上越で学術講演会をご一緒できたことを、大変嬉しく思います。
医師として専門性を高めていくことはもちろん、こうした同期や同門の先生方とのつながりも、私にとって大切な財産です。
これからも地域に質の高い眼科医療を
石田眼科では、緑内障をはじめ、白内障、網膜硝子体疾患、角膜疾患など、幅広い眼科疾患に対して専門的な診療を行っています。
医療技術が進歩する一方で、患者さん一人ひとりに適した治療を選択すること、必要以上の医療を行わないこと、そして長期的に責任を持って診療を続けることが重要だと考えています。
上越臨床眼科フォーラムも今回で第54回を迎えました。
今後も地域の先生方とともに学び、知識と技術を共有しながら、上越地域全体の眼科医療の質の向上に貢献していきたいと思います。
最後になりましたが、新田啓介先生、ご多忙の中、上越までお越しいただき、貴重なご講演をありがとうございました。
石田眼科医院
石田 学