新しいデジタルスリット「Elara900」をデモしました

このたび、Haag-Streit社から新たに発売されるスリットランプ「Elara900」をデモ使用させて頂きました。
本機の特徴は、従来のLED照明に比べてより高解像度かつ高コントラストな観察が可能である点です。実際に使用してみた印象としても、観察画像が非常に鮮明で、細部までクリアに確認できると感じました。スリットランプは私たち眼科医にとって“商売道具”とも言えるほど日常診療で欠かせない機器であり、その性能向上は診療の質に直結します。
さらに、「Elara900」では3D動画の撮影や4K画質での記録が可能であり、遠隔地からも4K映像をリアルタイムで観察できるシステムが搭載されています。これは、私が以前から構想していた「高解像度スリット映像の遠隔観察」を実現するものであり、新しい医療の可能性を強く感じました。