多焦点眼内レンズ(パンオプティクスPro)について

白内障手術は単に濁りを取る手術から、
「見え方の質」を追求する手術へと進化しています。
当院では、多焦点眼内レンズの一つである
パンオプティクスProを用いた手術を行っており、
遠方・中間・近方までバランスの良い視機能の回復を目指しています

■ 術後視力(本症例)
本症例では、術後に以下の視力が得られました。
・遠見視力:1.2
・中間視力(約70cm):1.2
・近見視力(約40cm):1.0
日常生活において重要となる距離において、
裸眼で良好な視力が得られています。
■ 術前の状態
術前は強い近視を認め、
・右眼:-6.00D
・左眼:-7.50D〜-10.00D
・裸眼視力:0.3 / 0.1
と、日常生活において眼鏡が必須の状態でした。
■ 術後の変化
術後は、
・遠くを見る
・パソコン作業(中間距離)
・スマートフォン操作(近距離)
といった日常生活の多くの場面において、
眼鏡に依存しない生活が可能となりました。
見え方の改善は、生活の質(QOL)の向上にも大きく寄与します。
■ パンオプティクスProの特徴
パンオプティクスProは、
遠方・中間・近方の3つの距離に焦点を持つ多焦点眼内レンズであり、
従来の単焦点レンズと比較して、より広い距離での視機能改善が期待されます。
特に、
・パソコン作業(約60〜80cm)
・スマートフォン(約30〜40cm)
といった現代の生活に適した設計となっています。
■ 当院の取り組み
石田眼科では、110年以上にわたり地域医療に携わりながら、
大学との連携や学術活動を通じて、常に医療の質の向上に努めてきました。
多焦点眼内レンズに関しても、
・適応の慎重な判断
・丁寧な術前説明
・術後フォロー
を重視し、患者様一人ひとりに最適な治療をご提案しています。
■ 最後に
多焦点眼内レンズは、すべての方に適応となるわけではありませんが、
適切に選択された場合には、日常生活の大きな質の向上が期待できる治療です。
「メガネに頼らない生活を送りたい」
「見え方をより良くしたい」
とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。
※術後の見え方には個人差があります。適応を慎重に判断した上でご提案しています。